※後から追記した箇所は赤字で記載
目次
概要
最終結果
S17 TNバイオレット 最終270位 レート2005
(SV過去戦績:S11:865位、S15:975位)
コンセプト
- 省エネランクマ論
- サイクル戦ではなくこちらの戦術を強引に一方的に押し付けたい。
→サイクルやTODはプレイがうまくて時間に余裕がある人向きの戦い方だと思ったから。
→はるか昔から偉い人が「自分が先手を取って有利な条件で戦え」と言ってたから。
構築経緯
- 23年10月
S11:トリルガチグマでSV初3桁を達成。 -
23年11月~
惰性でそのまま同じような構築で遊び続ける。しかしガチグマとクレセリアを並べていると一目でトリルギミックだとバレバレな上に、すでにガチクレセへの対処法をしっかり理解している人も多く、明らかに通りが悪くなっていた。 -
それでもギミック構築のシンプルでパワフルな点に魅力を感じていたので、なんとか活かしたいという気持ちと、鮮度が落ちネタバレしている構築を無理に活かそうとするのは正しくないという気持ちがぶつかりあって、夜しか眠れない日が続いた。
-
24年2月
迷いの中、上記のコンセプトに立ち返り、「開き直ってもう一つギミックを合体させちゃえばいいさ」「もっとワイルドにもっとたくましくWギミックで選出段階から択を押し付けちゃえばいいさ」と天啓を受ける。
「ガチクレセが知れ渡っているからこそ不意をついて相手を混乱させることができるのでは?」「Wギミック戦術が炸裂して楽して勝てるのでは?」と都合の良い妄想で頭がいっぱいになり、興奮で夜しか眠れない日が続いた。 -
24年3月
試しに晴れパ(コータス×ウガツホムラ&ウネルミナモ)をガチクレセに組み合わせてみたところ、コータスがこちらのガチグマが対面したくない特殊高火力(特にガチグマやイーユイ)をやたらと初手に呼び寄せてしまい組み合わせが悪いと感じた。思うように勝てずみんなも配信を見てくれなくなったので配信もやめた。あの時配信から去っていった人達の名前はちゃんとメモしてある。 -
24年4月
そこで「じゃあ晴れの逆の雨にするか^^」と過去の構築記事から雨パを拝借してきて構築をさらに魔改造した。
蓋を開けてみれば、狙い通りにペリッパーが相手のガチグマ・イーユイをある程度抑制してくれたり、時にちゃんと削りを入れてくれたり、他にもトリルパが選出を抑制したいウーラオスにも強く、ギミック同士の補完がかなり取れている組み合わせに感じられた。雨パの破壊力も凄まじく、何より使っていて楽しかったので終盤は様子を見つつもそのまま最後まで使用した。
構築全体感
- ①雨パ
- 参考にしたのはたぶんこちらの記事。ありがとうございました。
- ▶【SV S14 最終684位(R1976) 雨ラオス最強!偽装イダイトウを添えて】
- ②トリルパ
- 元はおにーやんさんが今は無きメン限で使用していたものを勝手に拝借したもの。といってもガチグマとクレセリアの努力値振りは他のトリル構築と大きな違いはない。当時からガチグマ+炎ガポン+クレセリアの選出が圧倒的に多かったのでこの三体だけで十分じゃないか?となった成れの果ての姿。
- 雨パもトリルパも破壊力がすさまじく、対処や選出を間違えたら対応するのが難しい。
- また基本的に一気に攻めきる戦術なので大体の試合が短時間で勝負が決まり省エネである。1試合時間は平均5分くらい。TODになったのはたぶん一回二回あるかないか。
- 今もランクマに潜っている人ならペリッパーを見たら「おそらくウーラオスが水でブリジュラスがエレクトロビームを持っている(雨パ)であろう」ことは頭をよぎるのではないかと思うし、ガチグマとクレセリアが同居していればこれもまたトリルギミックの可能性を考えると思う。私の願望も入っているが、この時に対戦相手はどっちにどう対処すればいいか悩むのではないかと思う。そうあってほしい。
- その結果、結局どっちにもそれなりに対応できる初手ハバタクカミ+カイリュー@1のような無難でありきたりな選出が多くなる(相手を自然に受け身に回らせられているつもり)。こちらとしては同じような展開の知見も増え、また対処もしやすくなる。
個体紹介
①雨パ
ペリッパー
持ち物 |
しめったいわ |
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特性 |
あめふらし |
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テラスタル |
草 |
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性格 |
ずぶとい |
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努力値 |
H:252 |
|
技構成 |
ウェザーボール |
-
もともと耐久に厚く調整されていたので大体の攻撃を一発耐えてくれた。また攻撃力も意外と侮れず、初手で突っ込んできたランドロス、イーユイ、ウーラオス、オオニューラあたりにかなり深手のダメージを与えることもあった。
-
元の記事だと電気タイプで倒されることが3割ほどあったらしいのだが、トリルパと組んだことによる産物か電気攻撃を受けることはそこまでなかった気がする(後述するがタケルライコがいた際には雨パは出さないので)。
-
その代わり、おそらく中間択として初手に出されたハバタクカミと対面することが非常に多かったが、どんな型のハバタクカミがきても確実に処理につながる動きができるのが本当に素晴らしかった。
参照▶【SV S14 最終684位(R1976) 雨ラオス最強!偽装イダイトウを添えて】
ウーラオス(水)
持ち物 |
こだわりスカーフ |
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特性 |
ふかしのこぶし |
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テラスタル |
水 |
|
性格 |
いじっぱり |
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努力値 |
H:0 |
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技構成 |
すいりゅうれんだ |
-
想像を絶する破壊力。気持ち良すぎる使用感。ペリッパーのとんぼがえりと合わせて全4ターンで試合が終了することもあった。天候を変える以外に受け出しはほぼ不可能ではないか。
-
カイリューも受け出しが効かないし、死に出しされたカイリューもこちらがスカーフだと思わずりゅうまいした場合そのまま2回目のすいりゅうれんだで倒してしまうこともある。
-
とはいえ耐久型のカイリューや、はねやすめでちゃんと雨を枯らしてくるカイリューはやはり倒しづらいときもあり、アクアジェットではなくアイススピナーでも良かったように思う。
-
BOXにいたものをそのまま使用。
ブリジュラス
持ち物 |
とつげきチョッキ |
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特性 |
じきゅうりょく |
|
テラスタル |
フェアリー |
|
性格 |
ひかえめ |
|
努力値 |
H:204 |
|
技構成 |
ラスターカノン |
- こちらもとんでもないポケモン。こんなに使っていて楽しいポケモンはいないのではないかというくらい楽しい。ただでさえ攻撃力が高いエレクトロビームが連射でき、毎ターンCが上昇していく破壊力はすさまじい。ドラゴンタイプのラティアスの瞑想と自己再生が追いつかなかったりする。
- また、ボディプレスがあることで受け構築を自然と攻略することができたのは普段受け構築が苦手な自分には本当にありがたい存在だった。相性的にもウーラオスとのタッグが素晴らしかった。
- 参考元はりゅうのはどうだったが何となく火力不足を感じてりゅうせいぐんにした。厳密にダメ計していないがエレクトロビーム→りゅうせいぐんで硬そうな相手を切り抜けたことが時々あったので結果的によかったのではないかと思う。りゅうせいぐんでCが落ちてもエレクトロビームですぐに回復できるのでそんなに気にならなかった。
- 倒されるときはやはり特殊攻撃であることが多く、つまりその相手はハバタクカミであることが多いので、ハガネテラスなら…と思うことも結構あったがフェアリーテラスもやはり捨てがたい。
参照▶【SV S14 最終684位(R1976) 雨ラオス最強!偽装イダイトウを添えて】
②トリルパ
ガチグマ
持ち物 |
シルクのスカーフ |
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特性 |
しんがん |
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テラスタル |
ノーマル |
|
性格 |
れいせい |
|
努力値 |
H:244 |
|
技構成 |
ブラッドムーン |
- 特化最遅ガチグマ。破壊力は言わずもがな。今回もトリックルームからたくさん屠ってくれた。
- 大火力の特殊攻撃と瞑想が苦手で、初手に相手のハバタクカミと対面することがとても多かったので、まずメガネカミではないことを祈り、次に瞑想をされないことを祈り、そしてムンフォがCダウンしないことを祈り続けた。雨パと比べると心臓に優しいポケモンではない。
- 後述するがタケルライコに強いかと思いきやそうでもない。
オーガポン
持ち物 |
かまどのめん |
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特性 |
かたやぶり |
|
テラスタル |
ほのお |
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性格 |
ようき |
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努力値 |
H:228 |
|
技構成 |
ツタこんぼう |
-
今回唯一、努力値調整をそれはもう必死に考えた奇跡の子。「なんやねんこの努力値は…」「弱そ…」と思われそうだがちゃんと意味があって、最速なのは雨パが呼ぶ水ガポンに後出しから少しでも抗う可能性を作るため。
-
最重要の役目は「クレセリアを安全に着地させること」「相手の二体目を削ること」「二体目以降に出てくる瞑想タケルライコと悪ウーラオスを封印すること」の三点。
- なので原則的な立ち回りは初手のガチグマが生きた状態で二体目として交代。そこで相手の攻撃を一発受けても耐えること、もしくは積み技を使ってきた相手の上を取れることを意識した努力値となっている。
-
ハバタクカミ、両ウーラオス(水は少し厳しい)、タケルライコ、アシレーヌ、水ガポン、サーフゴーなどに後出しからちゃんと仕事をこなしてくれた。最終日最後に何度か奇跡を起こしてくれて、その献身ぶりが素晴らしかった。ずっとじゃれつくだったのをやどりぎのタネに変更したがアンコールとのシナジーが神がかっていて大正解だった。
- 特にハバタクカミに強い。初手ハバタクカミも多いが、二体目にハバタクカミが出てくることもとても多く、一回瞑想をつまれたシャドーボールも余裕で耐えるのでウッドホーンで永らえつつ確実に相手を削れる。または後出しから倒せてとてもえらい。
-
語ると止まらないので「詳細」に記載したい。
クレセリア
持ち物 |
メンタルハーブ |
|
特性 |
ふゆう |
|
テラスタル |
フェアリー |
|
性格 |
ずぶとい |
|
努力値 |
H:252 |
|
技構成 |
れいとうビーム |
- 特筆すべきことはないガチグマミサイル発射装置。剣盾より若干やわらかくなって本当に困る。
- 欲張ってトリックルーム→みかづきのまい以外のことをしようとすると無駄に負け筋になるので役割がほとんどない存在だが、オーガポンにやどりぎのタネを持たせたところ、試合後半の立ち回りの中で割と戦力になったのがシナジーな感じがして嬉しかった。
基本選出
①雨パ
初手ペリッパー + ウーラオス + ブリジュラス
②トリルパ
初手ガチグマ + オーガポン + クレセリア
- ほぼ80%以上の試合で上記のまま選出。
- 時々例外的な選出もすることもあるが「基本選出にすれば良かった・・・」と思うことが多々あった。余計な工夫をしようとするとだいたい碌な目に合わない。
- タケルライコとブリジュラスがいないスタンダードな構築に当たったら雨パを使う。刺さり具合が尋常ではなく、当たった時点でもう勝ってるくらいの気持ちになれる(慢心)
例外的選出の例
・対天候パ(キュウコンやコータス入り)でガチグマを出したい場合
→ ガチグマ + ペリッパー + クレセリア
・受けっぽい構築などブリジュラスがえらい刺さってるけど過労死しそうな場合
→ ペリッパー + ブリジュラス + クレセリア(復活させるため)
・対ドーブルバトン
→ ウーラオス + ガチグマ + オーガポン
・対テツノワダチ・ハバタクカミ・ウガツホムラ
→ ガチグマ + ペリッパー + クレセリア
・対イエッサン・オオニューラ・テツノカシラ構築
→ ペリッパー + ウーラオス + クレセリア
(※ただしテツノカシラが地面テラスなら)
Special Thanks
”お嬢”ことうさこ様(色♂はらぺこペリッパーご提供)
https://twitter.com/ojo_mond
いつもありがとうございます。
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詳細
※ここからは自分にとっての備忘録も兼ねているのでかなり細かく記載しています。
ご興味がある方だけご覧ください。
重いポケモン
※名前の後ろは重いレベル(軽い1~5重い)
①雨パにとって重いポケモン
- ドオー(☆☆☆☆☆)
- ほぼちょすいしかいなかったようで誰も有効な打点がない。ドオーがいたら雨パは出せない。
- タケルライコ(☆☆☆☆☆)
- 言わずもがな重い。タケルライコがいたら極力雨パは出さなかった。
- ブリジュラス(☆☆☆☆)
- ペリッパーが何もできず、またこちらの打点がインファイトとりゅうせいぐんだけなので簡単に処理できず何かしら反撃をくらう。こちらも一体痛手を負う可能性が高い。ブリジュラスがいたら極力雨パは出さない。
- テツノカイナ(☆☆☆☆)
- 硬く、雨パ全員の弱点をつける強敵。倒すとしたらブリジュラスでフェアリーテラスをきるしかない。そこでなんとか倒すか削って、あとをテラス無しウーラオスで全て貫くことになる。
- アシレーヌ(☆☆☆)
- 雨パ全体に有効な攻撃をしてくる上にタイプ上ウーラオスでツッコミづらい。ブリジュラスのエレクトロビームで倒せるがブリジュラスも相当削られてしまう可能性がある。といいつつ、受け出ししてきた場合は耐久振りだとしてもテラスすいりゅうで普通に倒せてしまうのが逆に怖い。
- 水ガポン(☆☆)
- ウーラオスのすいりゅうれんだが止められるのはつらいが、とんぼがえりのダメージが大きいし、ブリジュラスでなんとかまくれるのでそこまで重くもないかも。
②トリルパにとって重いポケモン
- イーユイ(☆☆☆☆☆)
- 初手にガチグマと対面してしまったらメガネではないこと、オーバーヒートを打ってこないことを祈るしかない。終盤はあまりメガネがおらず、スカーフかたすきが多かったようなので救われたが、イーユイを抑制するためにもペリッパーが構築の一番上に鎮座しているのに普通に出してくるので油断できない。(あくのはどうでペリッパーをなんとかしようとしてくる人がかなりいる)
- オオニューラ(☆☆☆☆☆)
- ねこだまし→インファイトでガチグマが普通に落ちる。オオニューラがいたら雨パでいく。最終盤クレセリアにサイコショックを持たせたのでクレセリアでなんとかするのもありかもしれないが実現しなかった。オオニューラがいたらトリルパはほぼ出さない。
- キノガッサ(☆☆☆☆☆)
- ガチグマもオーガポンも一体以上良いようにやられる。キノガッサがいたら雨パで行く。そして初手に出てくる場合をケアして、ウーラオスのとんぼで削ってペリッパーを寝かせる。すぐに起きたら暴風で倒せるし、削れていれば雨すいりゅうれんだで倒せる(はず)。ペリッパーが対面したら草テラスをきってしまっても良いと思う。
- タケルライコ(☆☆☆☆)
- なんのためのガチグマだよと言われそうだが普通に重い。雨パの相性が悪いのでタケルライコがいたらガチグマ(=トリルパ)でいかざるを得ないが、初手にメガネステラりゅうせいぐんとか撃ってくる型の場合対処しようがないし、後ろから出てきてめいそうを積まれるのもとても厳しかった。しかし後者に関してはオーガポンがアンコールとやどりぎのタネを使ってある程度対処できるようになったので、とにかく初手に来ないように、初手に来てもメガネじゃないように祈るしかない。
- ラティアス・ラティオス(☆☆☆☆)
- メガネにしてもスカーフにしても瞑想にしても、ガチグマより上から行動され、大抵鋼タイプなのできびしい。できれば雨パで対応したい。
- アシレーヌ(☆☆☆☆)
- 特殊耐久が高いので普通にガチグマが競り負けるので怖い存在。げきりゅう圏内だとオーガポンも大ダメージを受けかねないので構築がアシレーヌ一体に消耗させられる。雨パでジュラルドンをぶつけるか、オーガポンでうまいこと削りたい。
- テツノカイナ(☆☆☆☆)
- チョッキだとガチグマの攻撃を受けてもドレインパンチで負けてしまう。こちらもオーガポンのやどりぎをからめてうまく削ってからトリックルームで粉砕したい。
- ガチグマ(☆☆☆)
- もし初手に出てきたらきつい。これもまた祈るしかない。(ペリッパー一番上にいるのに出すなよ!といつも怒る)こちらのガチグマは最遅なので絶対に上はとれない。
- トドロクツキ(☆☆☆)
- フェアリータイプ(ハバタクカミ)が構築にいないためきつめ。うまくガチグマと対面させて、はたきおとされつつ倒すしかない。初手に来ることが多かったのは救いだったかも。
- ガオガエン(☆☆☆)
- あまり対戦することがなかったのではっきりとはわからないが雨パのほうがよい。
③どっちにとっても重い
- タケルライコ
- 上述のとおり
- テツノカイナ
- 上述のとおり
- アシレーヌ
- 上述のとおり
- ポリゴン2(☆☆☆)
- 後半ときどき不意に出てきて、必ず一回攻撃を耐えて電磁波を撒いてくるので嫌だった。処理方法をよく考えないといけなかった。
- イエッサン、オオニューラ、テツノカシラ構築(☆☆☆☆)
- 結局ほとんど勝てなかった。テツノカイナのテラスタルが地面ならペリッパー・ウーラオス・クレセリアで勝てると考えたが実現しなかった。対策にアイススピナーをいれれば立ち回りによって勝てるようになるかもしれなかった。
- カイリュー(☆☆☆)
- いつもどっちでも邪魔してくる嫌なやつ。
細かい立ち回りの記録
①雨パ
ペリッパー
- 初手は90%くらいペリッパー。
- 初手ペリッパーが
- ハバタクカミと対面した場合
- ブーエナ :おいかぜ→死に出しorとんぼ→ウーラオス
- NOブーエナ :とんぼ→ウーラオス
- パオジアンと対面した場合
- とんぼ
- ハバタクカミと対面した場合
- キュウコン・コータスがいたら必ず投げていた。
- テツノワダチ・ハバタクカミ・ウガツホムラがいたら後から投げて晴れを消す。その時点で勝ち。
- 雨ターンを考えていつ退場させるかよく考えること。特にママンボウ入り構築や受け構築などにはサイクル気味の対応をすることもあり、うかつにペリッパーを切ってしまうと後で困るので、ペリッパーの温存も意識する。
- キノガッサ、モロバレルと対面したら草テラスをきってしまっても良い。
水ウーラオス
- ブーストエナジーハバタクカミがBふりで水テラスの場合も多く、倒せると思ってテラスタルをきらないと耐えられてしまうので、思い切ってテラスタルをきってしまってもよい。
- 相手がドラゴンタイプもしくは半減タイプでも雨下の水テラスすいりゅうれんだで2ターンあれば大体貫けるので思い切ったほうがいいときも結構あり、選択が当たればイージーウィンを量産できる。
- 後ろから出てきたカイリューが雨を枯らそうとする気配を感じたらすぐにブリジュラスに交代したほうが良い。
ブリジュラス
- テラスタルを使わなくても強いので、テラスタルの使用優先度は水ウーラオスより低い。
- あまりにもエレクトロビームを撃つのが楽しいので調子に乗って連射していると、アンコール→ガチグマ引きとかされてちょっと自己嫌悪になるので、その点冷静に考えてラスターカノンもうまく混ぜること。
②トリルパ
ガチグマ
- 初手は95%くらいガチグマ。
- 対ブリジュラス以外、何か明確な理由がない限り必ず初手ノーマルテラスをきること。きらないと不意の草技などで終わったり、火力不足で後悔する。初手テラスをきらなければ良かったと思うことはあまりなかったが、やはりきっておけば良かったと思うことはよくあった。何が来てもとにかく初手テラスタル。
- ウーラオスのはちまきは考慮しなくてよい。採用率的にもそんなに高くないし、ペリッパーの抑制がきいているのもあるため。
- ブリジュラスのミラーコートも(上位にいくほど)考慮しなくてよいと思う。みんな立ち回りも成熟し、ミラーコートがすかされたときのビハインドが大きいことは知っているので、特に上手い人はたぶんそんなに使わない印象。おもいきってだいちのちからを撃つこと。ミラーコートされたら運が悪かったと思えばよい。
- キラフロル相手もだいちのちからではなくノマテラブラッドムーンを推奨。今シーズンは立ち回りが成熟したのか構築の流行りが変わったのか、テラスタルを温存して初手草テラスをきってこないキラフロルが多くなったが、それまでは初手ガチグマに対面したキラフロルはまず草テラスエナジーボールを撃ってきたので。事故を防ぎ確実に相手を削る点でノマテラブラッドムーン。
- ディンルーにはノマテラしてハイパーボイス→ブラッドムーンで入ると、おぼんのみを発動させずに2ターンで倒せる。
- イダイトウ入り構築は宗教上の理由で絶対に最後がイダイトウなので笑、トリルパを出すこと。最後に完全回復のガチグマとイダイトウが対面しさえすれば、トリックルームがあってもなくても負けることはない。
- 初手サーフゴーと対面してしまたらオーガポンに引く。
- 一体目を倒してガチグマの体力が若干削れた状態で二体目と対面した時、「まだ耐えられるだろ」と思っても絶対に無理をしない。欲張らずオーガポンにひくこと。
- ガチグマが体力満タンの状態で、相手の二体目にハバタクカミが出てきた時も、すぐオーガポンにひくこと。
- 初手にタケルライコと対面した場合(上述のとおりメガネやブーストエナジーりゅうせいぐんではないことを祈るしかないが)だいちのちからではなく、やはりノマテラブラッドムーンを撃つこと。
オーガポン
- 何か明確な理由がない限りはガチグマ・クレセリアとほとんどセット。
- 特に最重要の役目は「クレセリアを安全に着地させること」「相手の二体目を削ること」「二体目以降に出てくるめいそうタケルライコと悪ウーラオスを封印すること」の三点。
- 無理に二体目を倒そうとしない。相手の三体目をよく考えて、二体目を削ってあえて倒されたほうが良い場合が多い。オーガポンが欲張って相手の二体目を倒してしまうと、特に三体目がパオジアンなどの高火力悪タイプなどの場合、そのままオーガポン→クレセリア→ガチグマと貫かれてしまうため、できるだけ相手の二体目が削れてガチグマの攻撃を耐えられない状態を作ってクレセリアが出せるのが望ましい。
- このルールもすでに三四ヶ月?目だったので、ガチグマとクレセリアが並んでいればトリルギミックということはすぐに気づかれる。ずっと使ってきた側からすると、ガチクレセのもっともオーソドックスな対策は裏から悪ウーラオスや悪テラスパオジアンを出して、トリックルームをさせずに一発でクレセリアを仕留めることだと思う。(私は初手ガチグマでテラスタルを切る派だが、もしクレセリアにテラスタルを残す派の人がいれば対応できるが)なので、後ろからでてきた悪ウーラオスはおもしろいくらいに十中八九つるぎのまいから入ってくる。ここにオーガポンを投げてアンコールをすれば悪ウーラオスはその時点で機能を停止する。もし三体目ならその時点で勝ちだし、引き先がいる場合でも後ろにやどりぎのタネか攻撃が入るので、相手を追い込むことができる。
- タケルライコも同様で、後ろから出てくるライコはトリックルーム構築に対してほぼほぼ瞑想を積んでくる。二体目にライコが出てきたらすぐにオーガポンを出し。瞑想をアンコールしたあと、すぐにやどりぎのタネをつかわずに打点がないふりをして(ゴツメでないなら)つたこんぼうを繰り返す。アンコールが切れる際に絶対にじんらいを押してくるのでそれもアンコールしたら、ここで初めてやどりぎのタネを使うと非常に効果的である。三体目なら瞑想にアンコールが入った時点で勝ち。
- 最速なのは雨パが呼ぶ水ガポンに後出しから少しでも抗う可能性を作るため。雨パが非常に水ガポンを呼びよせる。水ガポンはすいりゅうれんだを受けるために必ず後ろに控えており、トリルパに対しても二体目から出てきて概ねつるぎのまいを使ってくることが多い。そこに炎ガポンを後投げする。相手も最速の場合が多いので神頼みになるが、そこで後出しオーガポンのアンコールが通れば非常に有利になる。もしつるぎのまいを使われずにつたこんぼうを受けることになっても、最速であれば一太刀浴びせて、トリックルーム後のガチグマが対処しやすくなる。(光合成は困る)
- 炎ガポンのやどりぎのタネをうってからクレセリアとうまく立ち回るとしぶとく相手を追い込むことができる。特に炎ガポンにカイリューが後投げされやすいが、そこにやどりぎのタネをいれてクレセリアに引くと、相手はたまらず再度交代しようとする可能性が高い。
クレセリア
- 欲張ってトリックルーム→みかづきのまい以外のことをしようとすると無駄に負け筋になるので、悲しいが何もしないほうがよいことが多い。
- 欲張って(オーガポンを温存しようとして)二体目にクレセリアを直接投げない。ウーラオス、ハバタクカミなど相手の火力が高すぎて普通に二発で倒される可能性があるため。二体目に出してもいいのはカイリューくらいか。カイリューは一発目の爆発力自体はそれほどないしオーガポンだと相性が悪いので。
- 基本的にトリックルームターンは短いのですぐにみかづきのまいをして良いが、相手の三体目がガチグマより遅い場合など、あえて1ターン調整したほうが良い場合が稀にある。
- 技構成は選択肢が少ないながらも悩んだが、とにかくカイリューにうんざりしていたのでムーンフォースかられいとうビームにした。りゅうまいカイリューがスケショとしんそくでみかづきのまいをする前に突破してくる可能性があるため。
- サイコショックはみがかりハバタクカミに対抗できるかと思って終盤に搭載した。一回ちょっと役に立った気がする。オオニューラにも強いはずなので機会があったら使ってみたかった。
- 戦闘員としての役割はほぼなかったが、オーガポンにやどりぎのタネを使わせてクレセリアと立ち回らせたところ、試合後半で割と戦力になった場面があった。アクシデントでガチグマが何もせずにテラスタルしただけで落ちたあと、オーガポンとクレセリアで捲った試合があって泣いた。
以上